密猟対策
ヤンバルテナガコガネ
ヤンバルテナガコガネとは?
ヤンバルテナガコガネとは、やんばる地域だけに生息している日本最大の甲虫で、成虫の体長は約6cmにもなります。
ヤンバルテナガコガネを巡る問題
ヤンバルテナガコガネはイタジイやオキナワウラジロガシなどの大木の幹にできた穴「樹洞」で一生のほとんどをすごします。ところが、開発や森林伐採などにより、そのような大木はわずかしか残っていません。そんな数少ない生息木が、さらに密猟の被害にあっています。密猟者は、生息に不可欠な「樹洞」を破壊して腐った木くずごと幼虫を持ち去ってしまったり、木を切り倒してしまうなど手口は様々です。
取り組み~密猟防止対策~
環境省では、2001年から林野庁、沖縄県、国頭村、大宜味村、東村、警察などの関係機関や地域住民らと、ヤンバルテナガコガネをはじめとするやんばる地域のいきものを密猟や乱獲から守るためのパトロールを行っています。また2018年からは林道の通行規制も行われています。
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