鳥獣保護区
やんばる地域の国指定鳥獣保護区
国指定屋我地鳥獣保護区
沖縄県の沖縄島と本部半島の間に位置し、屋我地島及び我部祖河川下流域の陸域並びに羽地内海及び屋我地島周辺の海域から構成されています。指定地区の約3分の2を海域が占めていますが、周辺の浅海には 干潟が発達し、沿岸にはマングローブ林が、陸域には畑、森林及び草地が見られるなど、多様な自然環境が存在しています。 干潟はシギ・チドリ類を始めとした多くの鳥類の採餌の場所や休息地として利用されています。屋我地島周辺 海域に見られる岩礁には、夏季になるとベニアジサシ、エリグロアジサシ等が渡ってきて、繁殖地や休息地と して利用しています。また、浅海域には海草類が分布し、ジュゴンの食痕も確認されており、ジュゴンの採餌場所として利用されているようです。
国指定やんばる(安田)鳥獣保護区
国頭村安田区に位置し、伊部岳(標高353m)がある国有林及び村有林に広がるイタジイ(スダジイ)を中心とした亜熱帯広葉樹林から、集落を含む東海岸に至る多様な環境から成る地域です。この区域には、ノグチゲラやヤンバルクイナ、ホントウアカヒゲなどの鳥類をはじめ、ほ乳類ではケナガネズミやオキナワコキクガシラコウモリなど、多くの希少な鳥獣が生息しています。そのため、県指定伊部岳鳥獣保護区の区域を東海岸に至る区域まで拡張し、2009年11月に国指定鳥獣保護区になりました。
国指定やんばる(安波)鳥獣保護区
国頭村安波区の安波ダムの北側に位置し、西側には安波川、東側には普久川が流れ、イタジイ(スダジイ)を中心とする亜熱帯常緑広葉樹林が広がっています。この区域には、ノグチゲラやヤンバルクイナ、ホントウアカヒゲなどの鳥類をはじめ、ほ乳類ではケナガネズミやオキナワコキクガシラコウモリなど、多くの希少な鳥獣が生息しています。そのため、県指定安波鳥獣保護区の区域を引き継ぎ、2009年11月に国指定鳥獣保護区になりました。
詳しい情報はこちらの資料もご覧ください。