外来種への対策と取組み

外来種とは、元々はいなかった国や地域に、人間によって持ち込まれた生きもののことです。環境省では外来生物法に基づき、国外由来の外来種で特に大きな被害を及ぼすおそれのある種を「特定外来生物」に指定し、飼育や運搬、野外への放出などを禁止しています。また、特に影響が大きい種を中心に、行政や民間、地域住民と連携した外来種対策を進めています。

奄美・沖縄地区の外来種とその防除(PDF)

マングース

マングースの被害を食い止めるため、2000 年以降、環境省と沖縄県が協力し、北上防止柵の設置や、わな・探索犬による捕獲などの対策を続けています。わなや探索犬による捕獲作業では「やんばるマングースバスターズ」が日々活躍しています。これらの対策により、2009 年以降はマングースの生息範囲が狭まり、ヤンバルクイナなどの希少な生きものの生息範囲が回復していることがわかりました。

対策

マングースの被害を食い止めるため、2000 年以降、環境省と沖縄県が協力し、北上防止柵の設置や、わな・探索犬による捕獲などの対策を続けています。わなや探索犬による捕獲作業では「やんばるマングースバスターズ」が日々活躍しています。これらの対策により、2009 年以降はマングースの生息範囲が狭まり、ヤンバルクイナなどの希少な生きものの生息範囲が回復していることがわかりました。

イヌ・ネコ

イヌやネコがやんばるの森に入ると、希少な生きものたちを捕らえて食べるなど、生態系に大きな被害を及ぼします。特にネコは遊びで狩りをすることもあり、繁殖力も高いため、その影響は深刻です。生態系被害防止外来種リストでは大きな被害が予想され、対策が求められる種として緊急対策外来種に選定されています。

対策

2023 年、沖縄県、国頭村、大宜味村、東村、環境省では沖縄島北部のネコの管理に関する計画を定め、飼いネコの適切な飼い方を示すとともに他地域からネコが入り込むことを防ぎ、森林域からネコがいなくなるよう対策を進めています。やんばるの生態系を守り、不幸なイヌやネコを無くすためにもペットは責任をもって飼うことが大切です。

ネコについて詳細はこちら

外来植物

沖縄県は気候が温暖なため、多くの外来植物が定着しやすく増えやすい環境です。また、すでに広がってしまった外来植物は早期に取り除くことが重要です。

ツルヒヨドリ〈特定外来生物〉

南北アメリカの熱帯地域原産のつる性植物で、根や折れた茎からも増える驚異的な繁殖力を持ちます。1日に 10cm ほども伸び、1年間では 25m四方にも広がります。つるでからみつき、他の植物に覆いかぶさるように広がるため、生態系や農作物に被害が出ています。

特定外来生物 ツルヒヨドリ(PDF)

ナガエツルノゲイトウ〈特定外来生物〉

南アメリカ原産で乾燥に強く、小さな茎の切れ端からでも芽を出す強い繁殖力で知られます。日当たりの良い水辺や田畑で育ち、辺り一面を覆いつくすため、水質環境の悪化や在来植物への影響などが心配されています。

外来ヘビ

特定外来生物に指定されているタイワンスジオ、タイワンハブが沖縄島で野生化し、急速に分布を拡大しています。在来ヘビ類との競合や捕食による希少種への影響などが強く懸念されることから、やんばる地域への定着を防ぐことが極めて重要です。

やんばるで外来ヘビを見かけた場合は、やんばる自然保護官事務所(TEL:0980-50-1025)までご連絡ください。

外来ヘビ類の目撃情報を集 めています。(PDF)

タイワンスジオ〈特定外来生物〉

台湾原産。1.8〜2.7m。無毒。昼行性で動きはすばやく、地上や樹上でネズミや小鳥を食べることから、ヤンバルクイナをはじめとする在来種への影響が懸念されます。

提供:一般財団法人沖縄県環境科学センター

提供:一般財団法人沖縄県環境科学センター

タイワンハブ〈特定外来生物〉

中国南部・台湾原産。0.8〜1.3m。有毒。ハブより一回り小さいが攻撃的で、在来種の捕食や人への被害、在来種であるハブとの交雑が懸念されます。

提供:一般財団法人沖縄県環境科学センター

提供:一般財団法人沖縄県環境科学センター

ノヤギ

家畜から野生化したヤギをノヤギといいます。ノヤギは希少種を含むさまざまな植物を食べてしまうことに加え、土地の踏み固めによって植物が育ちにくい環境になってしまうことも問題となっています。飼っているヤギは逃がしたり野山に放したりせず、きちんと管理をすることが大切です。